母の引っ越し
葉山に引っ越すも出て行ってしまう
高校生の私は日常何楽しみがあるわけでは無く
ボーッとしてる事が多かった様です
2年の夏休みにアルバイトをしてみたくてバイトが決まりました
3年になると受験かなと思い今しか無いねと反対を押し切り内緒で決めちゃいました!
6月下旬から始まるバイトまで少し時間がありボーッとしていたのですね
ある夜
母が2階の私の部屋に来て
ちょっと出かけてくるね!
何でこんな遅くにと声をかけて 少ししたら勝手口の閉める音がして
下に行ったら居ない⁉️
外に出てバス停に行っても居ない
時間は9時近かったかな?
専業主婦の母は夜外に出る事は今まで無いのに?
マルチーズを番犬で外に飼っていた我が家で何となく騒がない様に
私はベットの中でずっと耳を澄ませてました
パタパタと庭を激しく走る音が聞こえる
そして2階に上がり
お母さん居ない!
父が焦っていた
私も やはり出て行ったんだ と妙にクールに
キッチンに行き見渡したら手紙が有った
もう無理です!子供達の事を宜しくお願いしますと
なぜか私はその手紙を咄嗟に隠して
叔母の家に電話をした
皆んな驚き 手紙は父に渡しなさいと言う事で
私は父に差し出した
父は手紙を見て固まり事の重大さに気が付き
私もこの時の記憶が今となっては覚えていない
結局2度と母はこの葉山の家に戻る事はありませんでした