偶然の事故によってあやかしを見る力、
見鬼の才を持ってしまった早苗。
まともなバイトを探していたはずが、採用されたのは狭間と呼ばれる場所に存在する、あやかしが店長を務める十五夜堂──通称色屋だった。
*
「聞いてくれ。これはゴミじゃない」
「その書き損じて丸められた紙もですか?」
「それはゴミかもしれないが」
「ではこれは?」
「それも……ゴミかもしれないが」
ちなみに店長は壊滅的に片付けが出来ないようです。
偶然の事故によってあやかしを見る力、
見鬼の才を持ってしまった早苗。
まともなバイトを探していたはずが、採用されたのは狭間と呼ばれる場所に存在する、あやかしが店長を務める十五夜堂──通称色屋だった。
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「聞いてくれ。これはゴミじゃない」
「その書き損じて丸められた紙もですか?」
「それはゴミかもしれないが」
「ではこれは?」
「それも……ゴミかもしれないが」
ちなみに店長は壊滅的に片付けが出来ないようです。