偶然の事故によってあやかしを見る力、見鬼の才を持ってしまった早苗。まともなバイトを探していたはずが、採用されたのは狭間と呼ばれる場所に存在する、あやかしが店長を務める十五夜堂、通称色屋だった。



偶然の事故によってあやかしを見る力、

見鬼の才を持ってしまった早苗。


まともなバイトを探していたはずが、採用されたのは狭間と呼ばれる場所に存在する、あやかしが店長を務める十五夜堂──通称色屋だった。





「聞いてくれ。これはゴミじゃない」

「その書き損じて丸められた紙もですか?」

「それはゴミかもしれないが」

「ではこれは?」

「それも……ゴミかもしれないが」



ちなみに店長は壊滅的に片付けが出来ないようです。