この作品が美し過ぎて、いつもスタンプを連打してしまうのですが、終盤はその手が止まってしまいました。前半の甘い展開から一転、驚くような出来事に発展していくからです。今回も背筋がゾクゾクしました。それは終盤、予想外の感動があったからです。116ページがもうダメでした。私も、リストの「愛の夢」が流れましたよ。イルさんの繊細な表現が心に響きました。読後の充実感が最高です。どうもありがとうございました。