竜の末裔と生贄の花嫁〜辺境の城の恋人たち〜

作者砂月美乃

「竜の花嫁」になるよう言われたアメリア。それは王家の秘事であり、世間では生贄だと噂されている。不安を胸に旅立ったアメリアが会ったのは……。
竜の血を引く男と、その「竜」の番(つがい)になった娘の物語。
(お話の中で竜型をとることはありません)

この作品は過去に他サイトに投稿したR18表現有りの小…

一千年の歴史を誇る王国には、

隠された闇がありました。


「国のどこかに竜がいる。

その竜が成年したら、王家の血を引く娘を

生贄に捧げねばならない」


その風習は「竜の花嫁」と呼ばれています……。


さて、「竜」は本当にいるのでしょうか。

生贄とは、文字通りその身を捧げるものでしょうか。


一人の娘に降りかかる、運命の出会い。

運命とは、如何に……。