コンビニでアルバイトをする高校三年生の桃ノ木 色花(もものき いろは)は常連客の美青年、一色 玲一(いっしき れいいち)のことが気になっていた。というのもこの男、まとっている「色」が毎日違うのだ。時には真面目な青年として来店し、時には高飛車な女性のように振る舞う。またとある日には無邪気な男子学生、…

あらすじ


コンビニでアルバイトをする高校三年生の桃ノ木もものき 色花いろはは常連客の美青年、一色いっしき 玲一れいいち(レイ)のことが気になっていた。というのもこの男、まとっている「色」が毎日違うのだ。時には真面目な青年として来店し、時には高飛車な女性のように振る舞う。またとある日には無邪気な男子学生、温厚な老年男性、寡黙な少女……と彼の体には五つの「感情(色)」が宿っているのではないかと疑問を抱く色花。

人がまとう「感情の色」が見える好奇心旺盛な色花は玲一の正体を暴くため、玲一の住む屋敷で働く決意をする。しかしその屋敷には玲一の他に若い青年、モデルのような美女、学生服を着た男の子、老年男性、年齢不詳の美少女が住んでいた。既視感のある五人に色花の

疑問はさらに深まっていく……


幼少期に事故に遭い記憶と感情を失った玲一は無色透明の感情を補うために魂を五体入れ替わりで入れて生活をしていた。その霊の魂は皆この世に未練のある霊たち(上記五人)だった。霊たちの未練を聞き、成仏させてあげたいと行動を起こす色花。

色花は感情が欠如した玲一と五人の霊を救うため奮闘する。