開進大学の生物学の教授をしている双葉恭介には、2年間の記憶が抜け落ちていた。32歳の若さで異例の大抜擢で教授になれたのも、日本の絶滅した筈の在来植物の発見と、繁殖に成功したからだった。しかし、彼はその在来植物を発見する前の2年間の記憶が無い。行方不明になっていた自分が、何処で何をしていたのか…もっと見る
消された記憶の先にある愛を、貴方は感じていますか?