父を亡くしてから宗教に傾倒する母の元で苦労して育ち、自分の力で一流企業で稼いで幸せを掴むのが夢の現実主義の女子高生・理香。ある日、ひょんなことから平安時代にタイムスリップしてしまい、そこで源将貴と出会う。彼は名門貴族の青年だが両親を毒殺され、それをたたりと揉み消されて以来占いや陰陽道を信用できない…

父を亡くしてから宗教に傾倒する母と姉の元で苦労して育ったため、自分の力で大学に入り一流企業で稼いで幸せを掴むのが夢の現実主義の女子高生・理香。母親に傷つけられたある日、平安時代にタイムスリップしてしまい、そこで源将貴と出会う。彼は名門貴族の青年だが両親を毒殺され、それをたたりと揉み消されて以来占いや陰陽道を信用できないでいた。理香の現代知識で天皇を救ったことをきっかけに、彼女は元の世界に戻るため、彼はこの世の不可解な現象を解明するため、二人は協力することになる。


平安京で起こる怪異を理香の現代知識で次々と解決していく二人。「自分以外は信じない」だった二人が、周囲の人々を巻き込みながら少しずつ互いを信頼し成長していく。しかしそんな二人の前に大陰陽師・安倍晴明が立ちはだかる。


闇と陰謀た渦巻く平安京を舞台に、果たして理香と将貴はこの世を救うことができるのか。そして理香は元の世界に戻ることができるのか?「信じる」とは何かを問う令和女子と平安男子コンビが織りなす青春歴史ファンタジー。