ハニー、おしごとの時間です。【完】

作者柑実 ナコ

こちらを振り向く気配の微塵も無い
いつも掴めない男が
この度、大変めでたく(棒読み)
私の担当編集者さまに、なるそうです。





「小説家と担当編集者の恋愛は、御法度です」



そんな態々、釘刺さなくたって

それが方針ならば従うつもりでした。




画像タイトルを入力…



《甘党な小説家の女 》×《掴めない編集者の男》


「これから編集者として先生を全力で支えます」

「作家として、ご期待に添えるよう努めます」

「……顔、険しすぎませんか」

「気の所為です」



――でも。


担当になった男が

とっくの前から「好きな人」だった場合は、

一体どうしたら良いんですか?





2021.12.07-2022.02.02 本編完結

2022.09.30 本編改稿 終了