この夏、やり残した10のこと

作者愛守 星

「生きてるから、ラッキーだよ」
君がくれた言葉で、私は君を、救えたかな。










運命なんて自分じゃ決められないから、

神様が描いたシナリオに従うことに、

なんの抵抗もなかった。




「俺らが生まれるのも死ぬのも、

全部神様が決めたことだからしゃーないか、って」




私たちは今、精一杯火花を散らして輝いている。

それだけはどうしようもない事実だ。