綺森
水瀬さらさま、はじめまして。設定に惹かれて読み進めていたのですが、完読したいま、登場するひとりひとりが愛しくてたまりません。
レイジの歌があったからこそ集えたつぐみと響も、つぐみを優しく見守る糸ちゃんも、遠くのお兄さんも、みんな切なくて、それでいてあたたかくてすてきでした。似ているようでまったくべつものの傷を抱えながらも支え合うつぐみと響の関係がすごく好きです。
「誰も聴いてくれなくてもいいじゃないか。俺たちが楽しければ」と言ったレイジの生き方も、つぐみの歌を聴いてもらいたいと思った響の気持ちも、つぐみのなかに一生残りつづけていくふたりの愛情だなあと思いました。
みんなの出発点となるレイジの曲や、お兄ちゃんが好きだった曲、3人で歌うはずだった曲…水瀬さまの表現が豊かで音が聴こえている気分でした。
まとまりのない長い感想ですみません…!すてきな作品を読ませてくださり本当にありがとうございました(*^^*)