異世界で子作りしないで帰る方法

作者四片霞彩(よひらかさい)

失意の中、夢だった図書館司書を退職した橘井柚子は、退職した日の夜、泣きながら自室で眠りについた。次に目が覚めると見知らぬ世界の、見知らぬ部屋の中に寝ており、隣には見目麗しい青年のアズールスが眠っているが、言葉が全く通じなかった。
やがて、街に出掛けた柚子が誘拐されかけた際、アズールスと心を通い合わ…

「俺の子供を産んで欲しい。それが元の世界に帰る為の条件だ」