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ストーリー概要および物語の設定
9年前の夏、鵲台は不思議な体験をする。
その時にできた水紋模様の傷が両腕に残っていたが、その後特に身体に異変はなかった。
鵲台は中学生になり、同級生の椎名響と柊楽と一緒に夏休み中にある調査に取りかかる。
島の中には立ち入り禁止エリアがあり、一度でいいから中を覗いて見たかったのだ。
運良く侵入できたのも束の間、そこでは人間が徹底管理されており、囚人のような扱いをされていた。
周囲の大人に話を聞くが誰もまともに取り合ってくれない。
上京して島を出ていった姉とは、メッセージアプリで頻繁に連絡を取り続けているが、何やら様子がおかしい。
疑心暗鬼になった台は、自分で何か手がかりを探そうと姉との思い出の地・祖母の寺院を訪れる。
祖母の部屋の押し入れに隠された扉、昔はよくかくれんぼをしていた思い出の場所。
数ある思い出の品に、全ページがクレヨンで塗りつぶされた自由帳を見つける。
姉が残していった小さな希望とは――。
自我がなくなってしまったら、人間はどうなってしまうのか。