○ストーリー概要および物語の設定


山崎行斗はある日、記憶喪失した少女と街でバッタリと出会います。

異世界からやってきた謎の少女(エルフィナ)と出会い、何故かその少女が命を狙われ、行斗が守ることになるというストーリーです。


彼女のいる異世界では異能を使うことが当たり前で、その世界では能力を使った戦争がずっと行われています。


エルフィナはアルフェンスター国の王の娘ですが、大占い師サバスによって『災いの種』だと占われます。『災いの種』とは生きているだけで、周囲の人間を不幸にする負の力を持って生まれた者で、数百年に一人という微少な確率で誕生します。


『災いの種』として生まれた者は、赤ん坊の頃に即座に間引きされるのが常でしたが、国王の娘だという事実が話をややこしくします。結局エルフィナは十数年生かされますが、その結果アルフェンスター国には様々な不幸が訪れ、国民や王宮内からやはり『災いの種』が不幸をもたらしていると結論づけられ、追放運動が起こります。エルフィナの命の危険が迫っていると感じた姉のディアは、自身の能力『異世界との橋渡し』を使用し、エルフィナの記憶を消した上で、異世界である日本に逃がし、そこから物語が始まります。