WORLD MANUAL ―ワールドマニュアル―

作者イSei

人間は目で見ただけで目視したものを燃やすことができない。
漫画などでなく現実ならば、あたりまえのことである。
もしもそんなことが可能であれば、完全犯罪が成立してしまうだろう。
しかし、見るだけで燃やすことができる方法の存在と、その方法が記載された文書の存在を完全否定する証明は誰にもできない。
人間…

ストーリー概要および物語の設定


この世には人類を破滅させかねない説明書が存在する。

日本の鳥取砂丘に隕石が落下したことで、ある匿名の掲示板が話題になった。

隕石落下を予言した書き込みが見つかったからだ。

予言を書き込んだ者は特殊能力を得る方法についても記載していた。

世界一のシェアを誇るオンラインストレージ『ブラックドライブ』に公開されているという謎のファイルを探し始める人々。

高校2年生の夢崎千もファイルを探していた。

そして、千はブラックドライブにアップされていた秘密のファイルを見つけてしまう。

『WORLD MANUAL No.3』というファイルを開いたことで彼の人生は大きく変わっていく。

特別な力を得た千は人助けのために力を使おうとする。

しかし、特別な力の負の面が次第に千を闇に引きずり込んでいく。

『WORLD MANUAL』の『No.3』は「自滅の説明書」と呼ばれるものだった。