『……あっぶね…』先輩のその一言が"私"の終わりで、"私"の始まりでした。
人の本質なんか分かりっこない。
同じ人間なんていないんだから。
だからこそ、
理解しようとすることが大切だったんだ。
―――だけど、
先輩のことは、
他の人は知らなくて良い。私だけが知ってたら良い。
ねえ、先輩。
先輩が救ってくれた私を、先輩の為に使いたいんです。