ユキとサク。私達はうまくやっている。そう、ユキは信じていた。しかし、合わない歯車のずれに少しずつユキはどうしたら良いのか分からなくなって行く。健康である振りをして薬を飲むのをやめ、私はもう大人だからだいじょうぶだと、様々な面において自分にユキは言い聞かせるように思っていた。掴めない雲、…もっと見る