「ねぇ、覚えてる? ここ、君が告白してくれた場所」そう言って、君は悪戯っ子のように黒目をくるりと回した。未来を望んだ僕と、今を願った君の世界の片隅の物語。
大きな瞳に反射する街の灯りが
まるで宝石みたいで、
君の瞳はやっぱり宝箱みたいだな、
とそう思った。
2021.11.21