夢のカケラと、その行方

作者御子柴 流歌

気がつくと、中島遥輝《なかじま・はるき》は見たことのない、「何もない場所」に立っていた。
しばらく当てもなく歩いていると、背後から声を掛けられた。
「リンダ」と名乗ったその麗人は、ここが『夢のカケラ』であると言うのだが……。