バイバイまたね、クドリャフカ

作者くろのあずさ

地球が助かる確率はわずか7%
月が地球に落ちてくる事態から免れなくなった世界で高校生のほのかは自分の部屋と殻にこもり淡々と生きていた。
ある日、同級生だった穂高の存在をふと思い出し、彼に会いに行こうと決意する。
『どうした? 世界の終わりに俺に会いたくなった?』
宇宙が好きな穂高と星を見るため天文…

『運命かも』


『なんの?』


『それは、これから考える』


きみがそんなふうに言うから


「だからお願い……私と一緒に生きてよ」


終わる世界で私はあなたに恋をした。