それは、頼乃くんだから【完】

作者叶 夢


人と距離を置けば傷付かないで済むでしょ


あの頃だって壁があったのに


どうして簡単に突破してくるの?





    始まりの場所で終わらせたかった


   

    時間だけが過ぎていくけど



    雨と一緒にこの気持ちも終わりにするよ




    傾けられた傘から逃げたのに



    これ以上入り込まないで