危険な彼に焦がれて

作者有栖華


心が真っ黒に染まっている私。


汚いこともたくさんしてきた。


そんな自分を浄化したくて……


できることなら、何の色にも染まっていない透明な色に染まりたいと思った。



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【超美人、高校生とは思えないほど大人びている】


折川おりかわ珠那みな


×


【久我組の若頭、柔らかい雰囲気の美青年】


久我こが優雅ゆうが


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「何してるの?」


「あんたに関係ないでしょ」


私に声をかけてきた男は美しいと感じると同時に、危険だと本能が言っていた。


「ねぇ、せっかくだし、俺のところに来ない?」


「誰があんたのとこなんか……」


口ではそう言いながら、その男に従ってしまうほどの魅力があり……


「大丈夫、珠那ちゃんは綺麗だよ」


その言葉には、まるで私に本当に綺麗な人なのだと錯覚させるほどの力があった。


この男はやはり危険だ。


「何もかもが可愛すぎて困るね」


麻薬みたいな彼に、私は焦がれて……


「俺は珠那ちゃんのことが好きだよ」


どうしようもないほど溺れてしまった……






なおっぺ様

レン様


素敵なコメントありがとうございます✨