中学三年生に上がりたて、今年は受験期であった篠崎尚の生涯は、呆気なく幕を閉じた。
 どうしようもなく怠惰な日々を幽霊として過ごしていた尚だが、夏休みに幽霊を感知できる少女と出会う。
 そんな少女と過ごして遊んで夏休みを過ごして、尚は最後の時をゆっくりと消費していく。

 これは、夏休みで始まった…