一つの曲に救われた女が曲を作った男と偶然にも出逢い、少ない時間のなか言葉を交わした。たったそれだけのことで、ふたりの人生は狂っていく。24歳無職の凛音と19歳作曲家の倫太郎の人生が交差し始めたとき、普通ではない恋愛がスタートしてしまう。



「二度と聞くな、頼むから、もう二度とその曲を聞かないでくれ」

「どうして」

「馬鹿みたいだからだ。お前が言う、その人生を支えてくれた曲は、その曲は」


たったの三十分で作った、いい加減に、作った曲だ。