義理姉に虐げられながらも
懸命に生きていた令嬢ルネリアは、
義理姉が皇太子に近づき、
その婚約者の反感を買ったことで、
家ごと没落してしまう。
姉やその家族はさっさと国外に逃げてしまったが、
取り残されたルネリアは、一人で貧しい生活を送ることに。
今までのルネリアの来歴を知らない人々は、ルネリアを姉が
皇太子を寝取ったことで没落した卑しい娘と見てしまい、
就職先すらまともに決まらないルネリアだが、そんな彼女のもとに、
どんな使用人でもすぐにやめてしまう、
いわくつきの屋敷から、メイドとして採用するという書状が届く。
意を決して屋敷に向かったルネリアだが、
その屋敷の主であり、東の辺境を統治する主、グレンから、
「わたしはお前を虐げるために採用した」と宣言されてしまう。
今まで門前払いをされ続け、どこにも雇ってもらえなかったルネリアは、
それでも構わないと懸命に働こうとするが、グレンの「虐げ」は、明らかに
ルネリアを甘やかし、肯定し、溺れさせるくらいに優しくする「溺愛」で……!?
嫌われたい辺境伯(秘密あり)
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自己肯定感最低没落令嬢
による
ラブコメディ