僕の名前は 大林賢治(オオバヤシ ケンジ)。
大津中央高校普通科に通う高校二年生だ。
来年から受験目指して進路を絞ろうとしていた時、幼少からの幼なじみの 瀬田祐奈(セタ ユウナ)の提案で買い物に行くことになったのだが、その道中でおかしな女の子を見つける。
その違和感に気づいた時・・・息を飲んだ僕は咄嗟に目を逸らした・・・。でも遅かった・・・。バッチリと目があってしまったのだ。
その日から、“女の子の霊”に付きまとわれる日々が始まった。
これは、そんな日常と非日常が混じり合う話。
いつだってその答えを見つけるのは、“視える僕”ではなく、怖いもの知らずで“みえない彼女”だった・・・。