鬼上司は間抜けな私がお好きです?

作者碧井夢夏

鬼上司で完璧超人と恐れられる東御八雲の下についた新入社員の花森沙穂。

花森は現代人らしい考えを持つイマドキの女性だが、ドジで実務能力は恐ろしく低い。
東御の仕事をサポートするつもりが迷惑ばかりかけてしまい、謝ることしかできなかった。

ところが、東御はそんな花森に執着し始める。どうやら東御はドジ…

▶ストーリー概要および物語の設定


鬼上司で完璧超人と恐れられる東御八雲の下についた新入社員の花森沙穂。


花森は現代人らしい考えを持つイマドキの女性だが、ドジで実務能力は恐ろしく低い。

東御の仕事をサポートするつもりが迷惑ばかりかけてしまい、謝ることしかできなかった。


ところが、東御はそんな花森に執着し始める。どうやら東御はドジな花森に惹かれてしまい、部下の間抜けな姿に恋に落ちているらしい。


戸惑いながらも花森は頼りになる東御を突き離せず、二人の距離が縮まって行く。


出張先で告白された花森だったが、仕事に支障が出ると言って東御の告白を断った。

何事もなかったかのように日常を過ごす二人。そんなある日、花森は若手社員に誘われて酔い潰され、東御に救われる。


東御は酔った花森を介抱しながら無事だったことに安心し、花森は本当は東御に惹かれていたと白状する。


交際を始めた二人。東御のマンションで暮らし始める花森だったが、生活水準の高さが気になり始め、東御が厳格な華道家元の父を持つことを知る。


東御は父親に対して復讐するために生きていたが、花森と出逢い心を通わせるうちに復讐心よりも自分らしさを取り戻すことに生きがいを見出して行く。東御はようやく子ども時代に負った親から愛されなかった自分を救いだし、幸せを知るのだった。