突然吸血鬼にされてしまったリオは、家族を失った寂しさから人間に紛れて暮らしていた。しかし体が成長しないため、長く一カ所には留まれず、住む場所を転々とする日々を送っていた。
トラウマから人間の血を飲めずにいたが、三十年目にしてやっと吸血を試みることに。ところが絶好の機会を超美形で長身の高校生に邪魔されてしまう。リオは高校生理人に仕返しするため高校に潜り込むことになる。
リオはコンプレックスを刺激する理人を下僕にしようとするが、なかなかチャンスに恵まれない。ただ、いつも一緒にいる理人の優しさに少しずつ絆され、友達になりたいと思い始める。だが、その土地から離れなければならない時が近づき、最初とは違う目的で理人を下僕にしようと、初めて首を噛み血を飲んだ。
誤算だったのは理人は生まれ持っての
一人さみしく生きてきたリオにとって、ずっと隣にいてくれる理人はかけがえのない存在になっていくのだった。
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