オドサレヤンキーと甘えたがりの堅物生徒会長のひみつごはん

作者ヤマモトユウスケ

堅物生徒会長橘川麗華は、イケメンヤンキー真宮信二を脅して、家庭科実習室の無断利用を見逃す代わりに甘やかしてもらっていた。
麗華は完璧な生徒会長を演じるストレスを発散し、真宮は家庭科室を好きに利用できる、ウィンウィンの関係だった。

真宮くんには育児放棄されていた女の子を世話した経験がある。
「もっ…

堅物生徒会長橘川麗華は、イケメンヤンキー真宮信二を脅して、家庭科実習室の無断利用を見逃す代わりに甘やかしてもらっていた。

麗華は完璧な生徒会長を演じるストレスを発散し、真宮は家庭科室を好きに利用できる、ウィンウィンの関係だった。


真宮くんには育児放棄されていた女の子を世話した経験がある。

「もっと早く助けられた」と自嘲する真宮くんに、麗華は「その子は今でも感謝しているはず」と告げる。

事情を知る副会長の入江実巳は、麗華に「助けられた女の子は自分だと教えないのか」と問う。

麗華はいまの関係に満足しており、それ以上踏み込むことを恐れて言えずにいた。


麗華は真宮くんとおいしい生活を送る。

真宮くんも麗華に惹かれていき、両片思いとなる。


ある時、二人の家庭科実習室の無断利用が全校生徒に知られ、麗華の威厳は失墜する。

真宮くんは麗華のために手を引こうとするが、入江くんに挑発され、自分の恋心を理解する。

さらに、麗華を助けるため奔走する中で、昔助けた女の子が麗華だと知る。

麗華は反対勢力を押しのけ威厳を回復し、任期を全うする。


二人は結ばれ、騒動でたまったストレスを解消すべく、家庭科実習室へ赴く。