主人公羽島翠は、推しの来宮シュウのライブで、同担の永山巴美に出会う。
永山巴美は朗らかで推しを一生懸命応援する正真正銘のオタク。羽島翠はそんな巴美と推し活をすることを楽しんでいた。
しかし、永山巴美は、推しの来宮シュウと付き合っていた。
羽島翠はショックでそのスキャンダルをwebメディアにリークする。
熱愛をしていた永山巴美は、そのリークにより他のファンからの恨みで刺され意識不明に。
そして目覚めると推し活をしていたことも覚えていない、記憶喪失になっていた。
羽島翠は、永山巴美に推し活の楽しさを思い出してもらうために、そして自分自身を見つめ直すためにもルポライターとなり、様々な推し活、ファンビジネスを取材していく。人々の人生を変えるほどの推し活の実態を探っていく。
オタク・ファン視点から描く、推し活がテーマの現代日本のストーリー。