面白かったです。

大阪弁が、
夜の風景に馴染んで、
どこか、
切ない昔話を、

今という時間の中で、
続けていく。

子どもの頃に、
できたことが、
大人になると、
できなくなる。

と二人は愚痴り、

もうすぐ始まる
同窓会のことを、
考えつつ、また
トンネルの中へと入って行く。

観覧車から見下ろした、
大阪の夜景と、
サービスエリアで飲んだ、
缶コーヒーの味。

なんで、
遠距離恋愛って
うまくいかないのか?
距離と時間は、
気持ちとは別なのに。

目の前にひろがる

暁月の空から、
落ちる色は、
何色なのか?

眩しくて
(静かな)
朝焼けの中を、
アクセルを踏み込み、
街の中へと
消えていく。

亮太と遙は、
まだまだ続く
その先の
未来に向かって。
ずっと
ずっと

走り続けていく。