たった一度の過ちが大切な家庭生活を壊し、大切な人は、自分の前から居なくなった。

<主人公>
●岡宮美緒(22歳)
広告デザイン会社に勤めるカメラマン。
本当は、デザインナーとして採用されたかったが採用されず、カメラマンとして勤務している。
大学時代から5年間、付き合っていた1歳年上の旦那岡宮永…

 岡宮美緒には、5年間付き合った末に結婚した岡宮永輝という旦那が居た。

 けど、彼は、別の女性と不倫していた。

 それに気づいたのは、忘れ物をした彼からの電話を受け、彼の部屋に入り、忘れ物である書類を捜している時だった。

 そこで、不倫相手である女性からの偶然一通の手紙を見つけてしまった。

 その手紙には、永輝さんへの感謝の気持ちと…永輝さんへの逆プロポーズとも取れず言葉が綴られていた。

 その手紙を見た瞬間、私の中で何かが壊れた。

 永輝さん。私への愛、結婚生活は偽りだったんだね?