面白かったです。

屋敷で、
幽閉されることとなった、
主人公の
カミラ・スカーレット。

このまま、
ずっと
幽閉されたままだと思っていたら、
物語は、
突然、
大きく変わってしまう。

ある日、
ソロモン・ブライトが言った、
「俺、今日、魔王倒したよ」
という言葉。
作品を読んでいる読者も、
物語の主人公(カミラ)も、また
《え?!》
という感じで、
言葉が止まる。

まるで、
日常の中の業務を一つ
片付けたみたいな、
そんな軽いノリで、
今まで、ずっと
ムリだとばかり思っていた
(分厚くて)
高かったはずの壁を、

簡単に越えてしまったんだから。

驚きとともに、
主人公の置かれた
状況や環境も、また
大きく変わってしまう。

暗闇の中に、
光が射して、

突然、
世界は開け、
自由を
手に入れることになる。