障子から手が伸びてゐた。しかし高六といふ男、ただ怖気付くばかりではなく……。※歴史的仮名遣いについて。拗音、促音に関して口語感を大切にしたいため、意図して省いております。奇妙な言動で周囲を振り回す友人と、一般的な大学生である僕が織りなす、ほっこりオカルトショートシリーズ第五作。