傷つきヒーローは幼なじみのために生きたいと願った

作者海坂依里

俺ではない誰かが、彼女を突き飛ばした。
こんな説明をしたところで、誰にも信じてもらえない。
彼女を突き飛ばしたのは、俺ではない。
見えない力が、彼女を押し倒した。
それが、これから起きるすべての始まりだった。