亡くなった母が巷で有名な預言者だったアレア・ソンシエルは生まれつき肌が青く、農民による魔女狩りに遭うところを狩猟帰りの王太子一行に助けられる。
不気味がる王族や家臣に反して、王太子グリエルムス六世は、有能な預言者の娘として受け継がれた能力を尊重する意味でも側に置くことにする。己の能力にはさほど自信がなく自分の存在意義もわからなかったアレアだが、リスクを予知しグリエルムスの役に立つうちに自己肯定も高まり、一個人ではなく国のために働きたいと思うようになっていく。
グリエルムスは、アレアに惹かれ始めていたが、彼女の中に想い人がいることを知る。アレアの想い人とは、数年前に、孤児施設に忍び込んできた男達に拉致、殺害されそうになったところを助けてくれた黒い騎士であり、将来、イングリカ王国を乗っとる策略を立てている秘密結社のメンバーであった。
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