「昼休みと放課後、列車から手紙を受け取って、送り返す。数学より簡単です」

幼馴染を亡くしてから、大好きだった夜も嫌いになり、無気力に生きる女子高校生、須藤真理子(スドウマリコ)。
ある日、屋上に呼び出された真理子が見たものは、二両の青い列車。
それは、あの世とこの世を繋ぐ貨物列車だった――