交通事故で亡くなったお姉ちゃん。
美人で優しくて、自慢のお姉ちゃんだった。

でも、私は知らなかったんだ‥。
お姉ちゃんが、暴走族の総長と付き合ってたなんて。
その事実を知った瞬間、私の人生の大きな歯車が動き出した。

私は今日も2つの顔で生活する。


1つは、"陽(はる)"としての自分の人生。


そしてもう1つは‥


"雪(ゆき)"としてのお姉ちゃんの人生。


だって私が雪でいないと、

彼が‥いや、彼だけじゃない。


お姉ちゃんが大切にしてきた

多くの人達が傷付くから。