一目見た時から好きだった。でも、運命はあまりにも残酷だった――。
大きな過ちを犯した俺が
幸せになんかなったらいけない。
ずっとそう思って生きてきて
これからもそのはずだったのに――。
「瑞希くんが犯した罪を私が許します」
なにも知らないはずなのに
彼女はそう言った。
罪を背負った俺には
ずっと一緒にいたいという想いすら
許されないことですか?
表紙は、
うしお様のフリーイラストを
使わせて頂いてます。