修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価され…もっと見る