容姿端麗でみんなから高嶺の花と敬われている白石ましろは、家では養子という理由で幼い頃から差別を受けていた。両親から寵愛を受け、初めて劣等感を覚えた相手、妹の尻拭いをさせられ続けてきたましろは、当然歪んだ性格になってしまった。

そんな妹と同じような人物である天王寺玲青にも人一倍劣等感を抱き、嫌い続…


「白石さんって、俺のこと嫌いでしょ?」


「うん。嫌い」



これは、愛を知らない二人が愛を知る物語──。




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 この物語はフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。また、この物語には差別、死亡、流血、非倫理的表現が含まれますが、推奨、促進させる目的は一切ございません。