容姿端麗でみんなから高嶺の花と敬われている白石ましろは、家では養子という理由で幼い頃から差別を受けていた。両親から寵愛を受け、初めて劣等感を覚えた相手、妹の尻拭いをさせられ続けてきたましろは、当然歪んだ性格になってしまった。
そんな妹と同じような人物である天王寺玲青にも人一倍劣等感を抱き、嫌い続けてきたが、玲青もまた家庭で問題を抱えていた。
生きたくない。このまま窒息して死んでしまいたい。生きづらさを感じ続けてきた二人がお互いの優しさに触れ、愛されることを知り、そして成長していくが、幸せ真っただ中のましろに神は悪戯をした。
この作品に出てくる奇病は、立花くろはが創作した奇病です。
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