ひかえ、ひかえ、この紋章が目に入らぬか。

作者ありま氷炎

「黄門様のように世直しの旅をしたい」

 その最後の言葉を聞いた神様は、漢原(かんばら)イトの願いを叶えた。
 タイバーン国の王兄ウィルマーの体に、イトの魂を憑依させてしまったのだ。
 イトおばあちゃんは、問題だらけの護衛と一緒に世直しの旅に出かけられるのか?