皇帝の寵姫と紫国の王

作者ありま氷炎

十二歳のとき、凛は雪の精のように美しい人を拾った。しかし彼はある日雪のように消えてしまう。それから一年後、角家に養子入り、十五歳で後宮へ。養父の計画通り、皇帝の寵愛を受け、四妃の一人になった。
ある御渡りの夜、彼女は雪の精の夢をみる。
皇帝に夢のことを知られ、彼女の後宮での生活が変わっていく。
中…