マリー・ミー!

作者rrr-n

目立つことが大の苦手である高橋麻里は、高校に入学した後も平穏な日々を過ごしていた。
しかしある日「前世の君を知っている」という3年生の小鳥遊ヒロトに目をつけられてから、その生活は一変してしまう。
「マリー、僕だよ!」
「いや誰ですか!?」
記憶を取り戻して欲しいヒロトと、これ以上目立ちたくない麻里…

前世の私はどこかのお屋敷のメイドさんだったらしい。

……どうせならお姫様とかが良かった。


まあべつに、今の私に前世の記憶が残ってるわけじゃないからいいんだけど。

じゃあなんで私が前世のことを知っているかと言うと……


「マリー! お昼一緒に食べよう!!」

「だから一年の教室まで来ないでください!!」



進学先の高校に居た、この先輩のせい。