気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました

作者結城芙由奈 

ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして今私、この少女を引っ叩いたの!? そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存するこ…