桜の木の下でキミに恋をした

作者藍田のひか




高校2の光桜みおは引っ越してきて慣れない土地で学校に馴染めないでいた。



光桜は大きな広い公園にある丘の大きな桜の木の下で足を止めた。



強風で咄嗟に目を瞑り、桜の花びらがヒラヒラと目を開けるとそこには本来は視えないはずの男性がいた。



『キミ、俺のことが視えるのか?』


「そうみたい。 初めまして、透明人間さん」



松沢 光桜 高2 17歳

(まつさわ みお)


椙崎 葵翔 高3 18歳

(すぎさき あおと)


透明人間の彼は光桜と同じ高校に通う3年生。



彼が透明人間になった真相は……。



お互いにすれ違う切ない恋心の行方はーー