「じゃあ、行ってくる」
「はい。いってらっしゃい」
佑成さんと2人で来た道を1人で歩いて帰る。
春の風が吹くと、佑成さんの香りを思い出す。
隣を見ても、もちろんそこに佑成さんはいない。
明日からも、そこには佑成さんがいない。
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「これ以上付き合うのは無理って、朔は思ってる?」
お互いの気持ちの差を埋めることはできない。
『 虚しくて、
愛おしい 』
朔ちゃん爆誕記念作品
2024.02.27完結
※『虚しくて、愛おしい』『虚しくて、愛おしい(浅倉佑成爆誕祭)』を先に読むことをお勧めします。