ゲームがすきだった梓は、ある日そのゲームで彼に出会った。 お互い知ってるのはゲーム内のハンドルネームと彼に彼女がいたこと。ダメとわかってても少しずつ惹かれるように...。
『会いたいな、あずに』
気になるあの人からのそんな言葉に気軽に乗った。
乗らなきゃ、私はこの胸の痛みを知ることも無かった。
誰かを傷付けることもなかった。
断ち切らなきゃ、そう思っても離してくれないの、何で...?