2LDKの狭い部屋の隅で窓に腰を置き月明かりに照らされている彼女は僕に告げる。『愛っていう苦くて痛いくて重いものなんてもう要らない..』
その言葉を彼女が口にするだけで僕には戒告のように感じる。
愛は脆いものだけど、どうしようもなく僕は愛に縛られている。