雨、時々こんぺいとう

作者柴野日向

桜浜高校に入学したばかりの梓は、放課後の市立図書館で猫と話す少年と出会う。旭という名の彼は雨が降っても傘をささず、自分を世界一の雨男だと言った。おまけに野良猫のぷちとも会話ができると言う。それでも半信半疑の梓に、旭は雨を降らせてみせると提案した――。